声優ぺちゃの吹き替え日記
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戸越公園にて その2

「戸越公園にて その1」の写真が好評をいただいたので、
8日、またまた戸越公園に行って写真を撮っていると、
林の上のほうから、何やら叫んでいる声が聞こえる。

何だろうと思って、登って行ってみると、
若い男性が、上から、池を見下ろす形で
「外郎売」のような物を、大声で読んでいるのである。
「ガマの油売り」みたいな感じの物である。

なんか、ちょっと嬉しくなって、

「それ、なんですか?高校の演劇部なんですか?」

とか、色々聞いてみたかったのだが、
練習のお邪魔をしてはいけないので、
グッと我慢して、引き上げた。

私も、今度あそこでやってみようかなー

カンベンしてよー! ((((;゚Д゚)))

昨日は、外画(洋画)の長尺物の録音でした。

長尺物の録音は、たいてい朝10時から始まって、
昼食休憩をはさんで、夜までかかります。

長尺は拘束時間が長くて割に合わないという人もいますが、
私にとっては、外画の長尺物は最もやり甲斐があるし、
諸先輩方の芝居が、とてもいい勉強になるので、一番好きな仕事です。

だから、昨日はとってもやる気満々で、スタジオに出かけました。

ところが、行って見ると、マスクをして、真っ赤な顔をしている出演者が一人いるのです。

「風邪?」

ときくと、彼曰く

「インフルエンザで、昨日は39度も熱が出て、
起き上がる事も出来ませんでした。
今日も、熱が下がらず、フラフラです。。。」

エー!!!!((((;゚Д゚)))

高熱をおして現場にやってきた彼に対しては、深く同情するけれど、
録音スタジオというのは、分厚いドアと壁で遮蔽されている、非常に密閉性の高い部屋なんです。

そのスタジオの中に、インフルエンザで高熱を発している人と
朝から晩まで一緒にいたら・・・

その吹き替えの出演者全員が、間違いなく私と同じ事を考えており、
彼が座った席から、できるだけ離れて座ろうとする。(^v^;ゝ

でも、狭い部屋なので、そんな努力は全くの焼け石に水。

同じ事務所の後輩が、買ったばかりの三枚セットのマスクを一枚くれたので、
そのマスクを緑茶で濡らして、気持ち悪いのを我慢しながら
ずっと掛けていました。

まー、もしご興味があれば、一度試してみて下さい。
すっごく、息苦しいですから ( ̄ェ ̄;)

やれやれ、感染してなければいいけど。。。

「トゥエ トレ ガノン モ ナミ」の意味

が御解りになる方、もしいらっしゃったら
教えていただけませんでしょうか?

多分フランス語だと思うのですが、
明日吹き替える、洋画の中に出てくる私のセリフです。

台本には、

「トゥエ トレ ガロン エ アミ」

と書いてありますが
原音を聞く限りにおいては

「トゥエ トレ ガノン モ ナミ」

と、言っているように聞こえるのです。

「モ ナミ」は、「マイ フレンド」
みたいな意味だと思うんですが…

ちなみに、娼婦が男に言う台詞です。

今日、戸越公園にて

今日はとてもいい天気だったので、家の近くの戸越公園に行った。
私は、この公園がとても好きで、心が疲れたときなどによく訪れる。
不思議と癒される場所なのである。

梅がきれいに咲いていた!

写真を撮っていると、その様子を一人の女性がじっと見ていて
素人カメラマンと思われたのか、こんな話をして下さった。

「ご近所の方ですか?私もそうなんです。

公園の正門横に、寒桜が一本あるんですが、ご存知ですか?
本来は11月に咲くはずなんですが、去年は暖かかったので、
12月に咲きました。
とても、有名な寒桜らしくて、遠方からも、この桜をわざわざ撮影しに来る方がいらっしゃるみたいです。

それと、この公園の中の滝と小川には、
もの凄くたくさんのマイナスイオンが発生するらしいんです。

そのことを知って、わざわざこの公園に気功をやりに来る人もいらっしゃるんですよ。

気功をしている人に話し掛けると、

『この公園の滝はすごくうまく設計されているので、マイナスイオンが多量に発生しているし、磁場との関係がすごく良い。』

との事でした。

近くに住んでると、そういう事って、意外とわからないですよね。

あと、池には時々白鷺も来るんですよ。」

おぉ!この公園は磁場との関係がすごく良いんだ!

なんだか、本当にここは気持ちの落ち着く不思議な場所だと
かねがね思っていたのですが、

ふーん、そういう場所だったのか。。。

朗読会打ち上げ!

昨日は京橋の「ドン・ピエール」にて
演出の矢島と出演者で朗読会の打ち上げをやりました。

お料理とっても美味しかったです!(写真参照)

矢島は、普段から

「舞台に二匹目のドジョウはいない。」

というのが口癖で、
今回、2回目の朗読会をやるに関しても、非常に慎重だったのですが
4人でお客さまの評判なども話し合い
ミクシィからおこし頂いた皆さんから頂戴した感想もご紹介して

「できれば来年もやるという方向で考えよう」

という話の流れになりました。

朗読会が終わってから、
ちょっと、祭りの後の寂しさを感じていましたが、
これでまた、なんだかエネルギーが沸いてきました!

むかーし、昔のおはなしです。

私が花の女子大生(←死語)だったころ、
(私にも、そういう頃がありました。。。)

作家の藤本義一さんと、TVの深夜番組で1年間ご一緒させていただいた事がある。

世間知らずで、おばかで、ノー天気な女子大生だった私は、
その時、藤本先生に

「どういう訓練をすれば、私も小説を書けるようになりますか?」

という、大胆不敵な質問をした。

本音をいうなら、

「どういう訓練をすれば、私も直木賞をとれるような小説がかけますか?」

と聞きたかったのだと思うが、いくらなんでも
その質問が不遜であるということは、
さすがの私もわかっていたわけだ。

しかし、今から考えると、「バカ女子大生恐るべし」。
訓練さえすれば、何でもできると思っていたわけである。

それに答えて、藤本先生は、

「きみが小説を書きたいのだったら、
 まずは、日記から始めるといいんだなー

 毎日コツコツ書いていくと、
 知らず知らずに文章が書けるようになっていくのだなー。」

とアドバイスして下さった。

けれど、すぐに結果を求める、怠け者だった私にとって、この

「毎日コツコツ」

というフレーズには、全く心惹かれる物が無く
直木賞作家のこのご託宣を、もったいなくも聞き流してしまったのである。

時は流れて、今日ふと気付いたのだが、
ミクシーに入ってからと言うもの
私は毎日コツコツ、結構な量の文章を、
日記や、あちこちのコミュニティ、メッセージなどで書いている。(正確には打っているというべきか。)

愚にもつかない雑文ではあるが、文章を書く訓練くらいにはなっているはずである。
私だけでなく、ミクシーに入っている人全員、
いや、ミクシー以外でも、ブログなどを毎日まめに更新している人も含めて、ネットがなければ、これほどまめに文章を書かなかったであろうという人は凄く多いと思う。

つまり、凄く多くの人が、藤本先生の仰った
「文章を書く訓練」
を、知らず知らずに、毎日コツコツやっているのだ!

これって、とっても良い事ではないだろうか?

実際、ミクシー内を廻っていて、とても魅力的な文章に出くわす事が良くある。

直木賞はともかく、芥川賞作家がミクシーやってる人の中から生まれても不思議じゃないかも知れない。

ネットの普及によって、新聞や書籍などの活字離れが進むと言われてきたが、こんな副産物が生まれるとは、きっと皆考えていなかったのではないかしら?

あっけにとられた話(その一)

朗読会の昼の部に、声優の卵である男子が来たとお思い下さい。

彼は、前回の朗読会で音響オペレーターを担当してもらった人である。

今回は手伝いを頼まなかったのだが、

「手伝いますよ」

と電話をして来たので、

「人手は足りているから、お手伝いよりも、朗読を観にきてよ」

と言ったところ、やったきたのだそうだ。
ところが、入り口で木戸銭を払わず入ろうとしたという。

で、受付係が
「あのー、入場料を…」
といったところ、怪訝な顔をして、
「お金がないんだよねー」と言ったという。

その挙句、昼の部が終わった後に、
夜の舞台の準備でバタバタしている私を捕まえて、
久しぶりに会ったというのに、挨拶もそこそこに、

「あのー、お菓子ないですかー?」と言う。

私は咄嗟にこの質問の意味が判らず、

「えっ?お菓子?どこかにあると思うけど、何に使うの?」

と、聞くと、

「小腹が空いているので、なんかちょっと腹に入れたいんです。」

と、真顔で言うのである。

あっけにとられた私は、返す言葉も無く呆然としていると、
彼は、会場に上がりこんで、
夜の舞台に備えて、お握り等を食べている出演者&スタッフのど真ん中に座り込み、
私たちの食事を平然と食べだした。

その後、みんなが無視していると、
いつのまにか帰って行ったのだが、

帰り際まで、木戸銭を出し渋っていたという。

これが、先輩のやっている舞台を観に来た後輩の態度だろうか?

実は彼は、1年前の朗読会の時、
私の「ジョゼと虎と魚たち」のクライマックスで、
音楽を流すのを間違えて、
矢島先生のナレーションを流してしまうという、
大チョンボをした人である。

その前日にも、
やはり、別の作品の冒頭で同じような間違いをしたのだが、
次の日も、何らその失敗から学習することなく、
クライマックスの決定的なところで、同じ間違いをやらかし、
結果、楽日の私の舞台は滅茶苦茶になってしまった。

しかし、間違いは人間ならだれでもやることだし、
ライブなら、なおさらトラブルは起こるものだ。
私はそう言って彼を慰めたし、許してもいた。

しかし、今回の彼のこの傍若無人な行動で、
去年の出来事がまざまざとよみがえり、
こんなバカヤローに、私はあんなに慰めの言葉をかけたのか…
と思うと、自分もアホに思えて来た。

これが声優を目指して勉強中だというのだから
何をか況や…です

それにしても、こういう人って、蛇より恐いよ。。。

「蛇を踏む」について

たった3日の朗読会なのに、疲労困憊してしまっていましたが、
やっと、体力が回復してきました。

ナサケなー

一ヶ月とか、ぶっ続けで舞台をやっている役者さんってすごいなー、と改めて思いました。

普段、自分がいかにマイクに頼って仕事しているかを、
しみじみ感じます。

でも、前回はこれほど疲れなかったんだけどなー。

やっぱり、今回は選んだ作品が作品だけに
相当エネルギーを消耗したみたいです。

で、朗読会におこしいただいた方
(特に川上弘美ファンの方)から、
「なぜ、川上作品の中でも、あの「蛇を踏む」を選んだのですか ?」
というご質問を、結構およせ頂くので、
ここに、書いておきたいと思います。

前回は、関西弁で「ジョゼと虎と魚たち」(田辺聖子作品)
をやり、演劇関係者の方々からも、結構好評を頂戴しました。

今回は当初、浅田次郎の、ある作品を考えていたのですが、
諸々の事情から、できなくなり、急遽別の物を探しました。

この浅田作品に対して、私は一年近く、
絶対これをやりたいという思い入れが非常に深く、
これが出来ないのであれば、全く違った雰囲気の物に挑戦したい
という気持ちになっていた時に、
私がやっている朗読のコミュで、
川上弘美さんの作品をお勧めいただきました。

それまでは、川上作品と言えば「先生の鞄」しか読んだ事がなく、
最初、「蛇を踏む」を読んだ時は、
「なんて奇妙で不思議な世界なんだ!!」
と、思いましたが、
なぜか妙に心惹かれるものがありました。

ただ、全編を朗読してみると、1時間30分弱かかり、
かなり大幅にカットしなければならないことがわかりました。

それで、他の川上作品も色々読んで、
もっと手頃な物がないか探してみたのですが、
やはり、「蛇を踏む」に感じた衝撃を超えるものはみつからず、
50分にまで縮めて、この「難物」に挑戦する事に決めました。

他の共演者は、「さっぱり訳がわからない。。。」と、
呆気にとられていましたが、
わたしが、これをやろうと思った理由は、ただ一点、
主人公のヒワコに感じたシンパシーです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

人との付き合いが上手くないヒワコは教職で消耗し、
カナカナ堂に雇われるが、
それはヒワコ自身が「ただの店番」と自嘲する閑職である。

おそらくは、そんな仕事しか見つからなかった訳ではなく
ヒワコは好んでこの仕事を選んだのであり、
それは、社会復帰したくないヒワコの
後ろ向きな、逃げの姿勢の現れなのだ。

そのヒワコの、後ろ向きな心の隙を見抜いて、蛇が住み着き、

「蛇の世界はあたたかいわよ。
 ずっと沈んで眠っていられるよわよ」

とヒワコを誘惑する。

蛇の世界に惹かれながらも、
向こうに行ってしまったら
人間としてダメになると分かっているヒワコは、
何とか踏みとどまろうと、蛇と戦う。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

これを読んで、実は、
「私の心の中にも、蛇が住んでいる」と
強烈に感じたのです。

いや、私だけでなく、もしかしたら
誰の心の中にも蛇が住んでいるのではないか、と。

蛇との戦いに勝つ人も居るが、
負ける人もいる。
戦いつづける人も居る、と。

この作品を、テンションを下げないで50分間を持たせると言うのは、当初予想していたよりも、はるかに難しく
稽古を進めていく中で、私も矢島も非常に苦労し、
矢島は、「やはりこの作品を50分というのは、かなり辛いかも」
と思った事もあったみたいですが、
なんとかゲネで、
「やっと形にできたかなー。」
と言う感じまで持ってくる事ができました。

しかしながら、現在の私の力量で安定した結果を毎回出すには、
この作品は、まだまだ荷が勝っていたようで、
反省点は多々残っています。

ご批判は色々あると承知しておりますが、苦しみながらも、
自分の手に余るこの難物と、数ヶ月間格闘したことは、
私にとって、本当に良い勉強になりました。

同時に、川上弘美という作家との出会いは
私の人生において非常に貴重な出会いであったと感じています。

朗読会・楽日 無事終了しました!

一の会「語りの楽しみ」第二回 ~三人三様 変幻自在!!~

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=6378141

が昨日無事終了いたしました!ヾ(@^▽^@)ノ

ミクシーで知り合った一面識もない方々がたくさん来てくださり、
つたない私の朗読をご覧頂きました。
今回は、川上弘美の「蛇を踏む」(50分)という大作で、
正直、かなり悪戦苦闘しましたが、みなさんのご声援のおかげで、
なんとか楽日までやり通す事ができました。

おこしいただいた皆さま、本当にありがとうございました。

特に初日は非常に寒く、冷たい雨の降る中、
客席もかなり冷え込んでいたようで、
初日のお客様には、大変申し訳ありませんでした。

次回があるかどうかは、まだわかりませんが、
これに懲りずに、
これからも、どうぞよろしくお願いいたします!! m(_ _)m

朗読会二日目も無事終了!

おかげ様で、朗読会二日目も無事終了しました!

今日も寒い中おこしくださった皆さん、

どうもありがとうございました。

昼の部が終わった後、演出の矢島からの

「テンポが悪い。前半はもっとテンポ良くやれ」

と言うダメ出しを踏まえて、夜の部をやりました。

でも、夜の部をやりながら、自分では、

「テンポ・アップしすぎて、読みが走っているのではないでろうか?お客さんは、着いてきているだろうか?」

と、不安を感じていたのです。

でも、終わった後、矢島に

「今日の夜の舞台は、今までで一番良い出来だった!」

と言われて、

「うーん、難しい物だなー」

と、改めて思ってしまいました。

やっている途中に、演者本人は、うまくいっているとは全然思っていないんですよね。。。

でも、照明のオペレーターから、

「照明をやりながら、眠たくなった回の後は、
必ず矢島先生から良くなかったというダメが出て、
最後まで引き込まれたときは、矢島先生が誉めますよねー。」

と言われて、

読んでいる最中に、自分の読みを客観的に判断するのは、

本当に難しいなーと・・・

兎にも角にも、明日は、楽日だ!

がんばりまーす!!
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